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2010.08.06

視力の低い人とiPad

「視能訓練士のヒトリゴト」というブログの記事「iPadのアクセシビリティ機能は?」を読みました。高齢者や目の悪い人がどうネットを使うかは大事な問題です。
 で、視力の低い人(メガネを合わせても視力が低いという状態)に対してどのくらいiPadが有効か、僕の手元のiPadで試してみました。(ここではアクセシビリティという言葉は高齢者や障害者などから情報への「近づきやすさ」「接近容易性」として使っています。)
朝日新聞、読売新聞、あとオマケにi文庫という読書ソフトを試したところ、視力の低い人でもかなりiPadはいけそうだ、という実感です。ついでに、健康な眼の人も暗い部屋で記事読むには、黒背景に白文字にすると便利とも言えます。
 黒い背景に白文字にする手順は「設定 >一般 >アクセシビリティ >黒地に白 」と選びます。
 「視能訓練士のヒトリゴト」の記事ではおそらく60代や80代くらいの、緑内障または網膜疾患がかなりすすんだ状態の人を対象にしていると思います。iPadの、タッチパネル + 二本指ズームの操作はさほどむずかしくはありません。指先の器用さは不要です。 しいていえば、「iPadを使い始める時に、まず家庭に他のパソコンがwindows or macで一台必要で、しかも無線LANルータが必要」という条件を同居家族の協力で乗り越えたら大丈夫と思います。
 このiPadでできている画面の拡大とか白黒反転という働きも、Windows 7 でのアクセシビリティ機能とか、MacOSXでのユニバーサルアクセス機能で、ほぼ同じ事ができるわけですが、(つまりノートパソコンで十分との意見も正しいですが)拡大縮小が二本指で自在にできるあたりが、よりラクチンだと思います。
 なお、ロービジョン(病気で矯正視力が低い人。メガネやコンタクトの度を合わせても視力が0.1程度に達しない人など)の人を対象には、別にパソコンに限らず拡大鏡や拡大機能カメラなどいろいろあります。
参考にアクセシビリティの用語解説もどうぞ。
Ipad_asahi_bw

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