22日の日記にも少し書きましたが, iPad, iPhone用のグラフの無料アプリ「Graphbook」というものを入手しました。立体グラフをiPadで「さわる、回す、縮める、伸ばす」という感覚。ひたすら遊ぶだけ。あれこれやっても数式は打ち込めません。自分で式を打ちたい人は2300円の有料版 "Spacetime for iPad"を買ってくださいという事です。
「グラフを指で触ってグリグリ回せる」というのが楽しいんです。数式を理解してなくても英語知らなくてもよし。右上の「Plots」ボタンからグラフえらんで画面の中央をグリグリ触るだけ。これで「うひょー!」とうれしくなるか、「それがどうしたの」と10秒で飽きるか、そこは好き嫌いがわかれます。ええ。ここで何も興味わかない人はこの先は読んでも退屈だと思います。
おすすめは上から7番目、「Spherical Plot」。このイボイボのゴツゴツ感を指で回すのが「あー、画面のむこうとこっちがつながってるなあ」と実感できていいんです(イボイボはあっても、肩こりは治らないけど)。
別のアプリとして「Quick Graph」(無料)も試してみました。二次元、三次元グラフともあり。あらかじめ用意されたライブラリ数式もあり。二次元も三次元も、複数の数式を選んで同時に表示できて、数式変更も簡単。(ちょっと数式入力ウインドウが狭いが)。だけどQuick Graphは実用優先で、娯楽の要素が少ない。Graphbookの「触れ!楽しめ!」という方向のモノとは違います。
以下は懐古ネタ。1988年か1989年頃にはMathematicaという高級な数学ソフトがあったなあというのを思い出します。当時のMacSE/30, MacIIcx、あたりで動いていて、ソフトの値段が10万円くらい。動作にも当時としてはぜいたくな8MBくらいのメモリが必要で、立体グラフがアニメーションで動かせて、「おお、これはコンピュータがせっせと働いてる!」と実感したものでした。
「ファーストステップMathematica: 数値計算からハイパーリンクまで」( 著者: 小峯龍男9)という本もありました。今Mathematica 7の値段を見たら6万円から77万円まで。なんかすごく高価なソフトになってますね。「Microsoft Windows、Mac OS X、Linux x86、Sun Solaris のオペレーティングシステムでご利用いただけます。」という注釈あり。Solarisに今でもちゃんと対応。
MacOSXでは今はGrapher.appというのが(MacOS9時代は「グラフ計算機」だったかな)無料でついていて、ちゃんと数式も入れる事ができて各種パラメータ変更もできるわけです。興味ある人はそちらもどうぞ。

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