20人少々の前で3分間ほど発表をする用事があったので、iPad2とKeynoteを使ってやってみました。(世間では発表をプレゼンと呼ぶ風潮のようですが... )MacBookでもよいけれど興味半分でiPad2で挑戦しています。
(このあたりのiPad事情は毎年いろいろ変わるので2011年夏で、MacOSX 10.6 , Keynote 09 (5.1),
iOS 4.3.4, iPad 2 (wifi)という条件で試しています)
1. Mac側でスライド作成。諸注意はアップル社の
「Keynote for iPad:iPad で使うプレゼンテーションを Mac で作成... 」を参考に、羊皮紙テーマ、1024*768サイズ、などを選ぶ。
2. スライドでの日本語フォント。
iPad版 keynote雑感、ファーストインプレッション 記事によると、「日本語フォントはヒラギノの"N"しか使えない。」との説明あり。ただし2010年6月記事なので今は事情違うかもしれません。僕は今回は安全策としてヒラギノ"N"ばかり使用。
3. Mac側からiPad2側にスライドのファイルをコピーする。iTunesでの音楽のように自動であっさり同期してくれるわけではないようです。USBで両者をつなぎ、Mac側iTunesで操作して、つないだままでiPad側で操作が必要になりました。(僕の理解では、どうも毎回この二つの操作が必要なようですが? )
4. iPad2と純正のVGAアダプタを購入してつなぎ、プロジェクターに上映する。今回は音声が無いのでこれで接続はすべて。今回会場にあったプロジェクターは東芝TLP791(型番ちょっとうろおぼえ)の様子。VGA端子につなぐだけで画面はすぐ出力された。Keynoteに限らず、 Safari, マップ、写真、など今日試したアプリはひととおり問題なく画面が(ミラーリング状態で)出せた。
5. リモコン操作。4回成功、本番で失敗。 "Keynote Remote" という85円のアプリをiPhone側に入れると、wifiまたはbluetoothでiPad上のKeynoteをリモコン操作できて便利。iPhoneには読み原稿としての「発表者ノート」も表示されて便利。 実は自宅での実験でも、会場についてからの実験でも成功していました。実験ではリモコン操作は完全に動いていたけど、いざ本番となった時になぜかiPhone画面に「...が見つかりません」とかいう警告が出て使えませんでした。残念。(なので本番の発表ではiPad画面を操作。) wifiがEmobileのポケットwifi使用というのが関係していたのか?原因不明です。
6.画像と動画。 静止画像は問題なく張り込めます。動画も実験として20秒程度のを貼ってみたけど大丈夫でした。(これがスライド100枚で1分の動画を10個貼ったりしたら大丈夫だろうか?というのは未体験で、なんともいえません。MacやWindowsでの発表みるとたいてい動画再生がトラブルの元ですしね)
7. (番外1)iPad2での原稿修正作業。文字を少々修正するのはiPad2単独で十分できます。今回もやってみました。iPad2単独では写真の入れ替えはできますが画像に関して細かい修正とかはiPadでむずかしいでしょう。
8. (番外2)iPad2単独でゼロからKeynoteで原稿作成も、やればできますが。あまり実用的でない作業になりそうです。しいていえば、iPad2内蔵のカメラで30枚程度なにか撮影して、それを利用し、文字はわずかで、10ページ程度の発表資料をつくるなら実用的とも言えます。(たとえば建築現場に行って撮影し、帰りの列車で文字を打って、会社事務所で10人に写真つき日帰り報告をしたい需要とか...あるかもしれません)
9. 雑感。文字少なめ、画像少なめ、動画なし、という僕の発表なら iPad2 + Keynoteはかなり便利です。重厚長大型の原稿を作る人には向かないと思います。
最近のコメント