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2012.01.31

岐阜、台湾、外食の比率

最近名古屋出張で知った事に「岐阜の喫茶店の出す朝食は安く、岐阜地元民の多くが朝食を喫茶店でとっている」というのがあります。その話をきいて連想したのは台湾旅行での現地ガイドが「台湾人はたいていの人が夕食を外の店でとるので外食の店が多い。台所のない家に住む人も多い」という事です。岐阜と台湾をいきなり同列で比べるのもかなり無理がありますが。
岐阜の人のいったい何割が本当に平日の朝食を喫茶店で食べるのかはわかりません。そこで統計資料を探しました。
Gifu_kissa_fig

ニコニコ大百科の岐阜県記事と、そこに紹介のあった総務省統計局サイトの家計調査...ランキング(平成20〜22年平均)にある「外食」ファイルを見ました。
  
喫茶代(1世帯当たり年間の支出金額)の部門。(1位)岐阜市14,110円、(2位)名古屋市 14,016円 この二都市が月に1万4000円代。で、三位以下はぐっと下がって、東京都区部8,039円 神戸市7,546円、と続く。他の都市も6000円,5000円,4000円代で並んでます。なるほど、都市別では岐阜市と名古屋市がダントツで喫茶店代にお金をかけている。 統計局の数字、役立ちました。地味な数字のエクセルファイルですけど、ハンバーガー代が一位那覇市、飲酒代一位は高知市、だったりして、ところどころ面白い結果です。
 他の国の資料を探すと、 大和総研の資料、タイにおける日本食レストランの動向を見ると「タイ人は外食を好む国民であり、日々の食事を外で済ませることが多く、自炊はまれと言われる。」というのもあるし、アジアには外食傾向の強い国も多いということでしょうか。
(岐阜の喫茶店のモーニングサービスについては岐阜のおトクなモーニングこれが岐阜のモーニングサービスを参考に)
 (2012.2.1 追記。アジアの外食比率。外食ドットビズ、海外外食マーケット座談会の座談会形式記事で、「坂尻●数字的に裏付けると、台湾では、朝の外食比率が 8 割、昼で 7 割、夜が 9 割といわれている。」や、 「酒美●日本は中食を含めた外食依存率が 40 %台ですから、純粋に外食をしている割合を考えると 30 %台でしょう。アジア各国と比べると圧倒的に低いんです。」という発言がありました。)

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2012.01.30

眼科手術学会 (2)

名古屋の眼科手術学会の日記。その2は食べ物編です。焼き鳥、スパゲティ、喫茶店の、三カ所。
Ankake

◎◎参考書。
北海道大学眼科の陳先生執筆の名古屋グルメガイドをたよりにしました。Dr.陳の名古屋B級グルメバイブル 。すばらしいガイドです。 この本でのB級の定義は「一般には、“B級”という明確な定義はありませんので、今回はお酒を含まない基本予算を“5千円以下”に設定しました。」とのこと。Dr.陳のグルメバイブルは札幌の2005年 日本臨床眼科学会でもお世話になりました。Dr.陳の情熱あふれる食欲と執筆欲には頭が下がります。
◎◎焼き鳥
「かどや」角屋 (かどや)
愛知県名古屋市中区大須2-32-15
タクシー運転手の推薦で決定。老舗。建物も古い。内装も設備も古い。昔ながらの原始的な焼き方という感じの炭火。 席は9割うまっていて活気あり。旨いです。焼き鳥の味の表現がうまくできませんが、身がしまっていて、良い歯ごたえ。
適度な甘みのタレ。とり玉(つくね)100円、 ねぎま100円、 手羽先300円。よかったです。 しかし僕はビールがたくさん飲めないし、この店は一人で行ったから孤独感を味わいつつ、酔ってない違和感を感じつつ、食べる焼き鳥という、ちょっと妙な状況でした。 店の奥で店員お兄ちゃんが電気式メガホン持って「ねぎ2,心臓2」とか注文伝えるのがオモロイ風景です。
◎◎あんかけスパゲティ
スパゲティハウス チャオ 第5堀内ビル店 中村区名駅4-5-19
種類は豊富。僕の食べたのは「キャベツ、ベーコン、かつお節」のタイプ。麺は太くて、やや柔らかめだし、作りは和風なんだけど、なんだか、焼きそばの洗練されたやつ、みたいで、おいしいんです。これが。パスタという枠で味わうよりも、焼きそばの延長ですかね。ここは友人と二人で行ったので話も盛り上がり料理も盛り上がり、よい環境でした。
◎◎喫茶店
「コメダ珈琲店」  金山二丁目店
(たぶん、ここに行ったと思うけど金山一丁目店かもしれない)で、名古屋風の、あずきを乗せたトーストと、 シロノワールを食べました。これはこれで、なかなか美味しいです。シロノワール(デニッシュパンとソフトクリーム)はパンとソフトに予想以上の一体感があるんです。トーストの厚みと焼け具合も良好。名古屋はモーニングセットが全般にお得なのもいいです。
 (なお、番外として、岐阜県ではさらに激安で豪華なモーニングセット。350から420円前後で品数多いし量も多い。岐阜のおトクなモーニングや、これが岐阜のモーニングサービスを参考にどうぞ。どうやって黒字を出すのかまったく謎です。)

以上、名古屋モノ料理、3軒でした。
 

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2012.01.29

日本眼科手術学会 (1)

名古屋開催の日本眼科手術学会に一泊二日で行きました。主に聴いた講演は、白内障、外傷、眼瞼、そしてアジアでの国際医療協力。他の学会で名古屋に行った時は猛暑の日で、今回はかなり寒い日でした。移動の新幹線は滋賀県米原付近が真っ白の雪景色です。
 まずiPhoneの話。今回の学会で役に立ったのが学会予定表と抄録を見るiPhone, iPad用(とAndroidの)アプリ35th JSOS。 自分の見るセミナーにマークをつけて、曜日と時間と会場が確認できるので、ほぼ紙の抄録集の代用として使えて役立ちました。見るセミナーのタイトルは自分のiCalに転送されるという機能も良し。唯一の欠点は付録のグルメガイドに目次移動機能が欠けていて、約80ページの内容を指でセコセコとスクロールしないと進めないという部分でしたが、ごく小さな欠点ですので我慢しましょう。アプリはMICE One Corporationが制作している様子です。

聴いた講演のメモ。
 眼内レンズとフェイコマシンのアップデート。いろんな地方学会で聴いた事の断片的な情報が頭の中できちんとまとまりました。
 眼外傷のプライマリーケア。ガラス、金属、などのさまざまな外傷の症例を提示。かなり激しい症例があれこれ並んでいました。鋭い異物が飛んで入った場合と鈍的な物体が衝突した場合の違いを詳しく図解。交感性眼炎の事前説明も大事であると再確認。シード社虹彩付ソフトでの整容的用法も説明。
 ランチョンセミナーでの「白内障手術こだわり考」、は主に参天製薬眼内レンズに関連したレンズ透明度、CCC直径決定などなどの話。
 午後は筑波、大鹿教授の白内障全般の特別講演。10年前よりも人柄が柔らかくなったような印象。KKMレンズ(ケイ、ケツ、マク、で KKM)とか AOIメソッド(あんまり奥まで入れない)などの命名に会場から笑い。切開の工夫に関するいろいろな知見。
 眼科外眼部手術では、睫毛内反、眼瞼内反、の各種手術法の比較など。kakizaki法をつよくすすめる話。 結膜弛緩と結膜下のリンパ浮腫の話での京都府立医大、横井則彦生の話はためになりました。著書 先端技術が応える! 中高年の目の悩み (集英社新書) これは買わなくては。http://www.bk1.jp/product/03486824
 ほか、結膜の封入嚢胞 inclusion cystの 前眼部OCT画像なども参考になりました。結膜を切開して嚢胞ごと引っ張り出す動画紹介あり。
 愛媛大学宇野先生による翼状片手術(術後の再発率は4パーセント程度という発表だったか?) などなど。

国際医療協力での手術の現状と工夫、では、飽浦(あくら)先生ほかの発表。ネパール、バングラデシュでの話。ECCE 8mm切開無縫合、double hook extractionなど。同時に日本で手術する新人眼科医にもECCEを覚えて欲しいという話もあり。バングラデシュでの祈りの風景や点眼指導のむずかしさや風呂にあまり入らない人々の生活習慣、停電が多い事情や水道水の質が悪いことなどいろいろ報告が聞けました。

なお、学会日記の続編は (2)食べ物編、として書きます。

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2012.01.26

iPhone4s 純正バンパー

iPhone4sに純正バンパーを買いました。Bumper1

ケース無しで何ヶ月か使っていたiPhoneですが冬に手が乾くと滑るので購入。アップル純正バンパー白2800円。
買った目的は3点あって(1)滑り止め(2)周囲に当たる時の金属音減らす(3)バイブ振動の音を減らす、です。この3点のうち、(1)の滑り止めは、やや効果不足。僕の乾いた手では冬はややすべります。(2)は効果あり。机の上でマウスとかキーボードとかiPadとぶつかっても金属的ないやな音が皆無。(3)の振動音低減も机の上では効果あり。ということで、使用感は割と良いですが長く使うかどうかはわかりません。
 質感は良好です。現物触る前は2800円は割高かなと思っていましたが、現物見ると、単なるゴム製品じゃ無くてボリュームスイッチと電源スイッチは本体と同じ質感でかなりていねいな作り。シリコンと硬質プラスチックの二重成型で精密です。
 で、おまけに、他の人のブログでiPhone4sと各種のバンパーの記事を探しました。ブログ記事での製品レビュー、こういう製品だと豊富にあります。
(a) 「iPhone 4/4S 用バンパー・ケース3種」この記事によると、バッタもん500円のバンパーは滑りにくいが汚れやすい、とのこと。
(b) 「iPhone 4S用超スマートメタルバンパー "T" ...3」この記事では、黒いiPhone に黒いバンパーを装着して壁紙も黒くした写真あり。NeXT Cubeのような迫力。
(c) 「【レビュー】BLADE似!?のiPhone4/4S用金属バンパー 1580円」激安金属バンパーで、欠点もていねいに報告。貴重な情報。個人ブログはこういうところが楽しいです。
(d)「【レビュー】安いiPhone4S用バンパーが意外と良かった ¥1,180」 Griffin製。 これもiYuto氏の報告。

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2012.01.25

OpenOfficeで写真をトレース

OpenOffice (Mac OSX)で写真をトレースする作業をしたので作業手順をメモしておきます。(使用ソフト:OpenOffice 3.3.0, MacOSX 10.7.2)
手順。OpenOffice のDrawでは新規書類の状態で3枚のレイヤーが配置されているので(ウインドウ下端タブのレイヤー、コントロール、寸法線)写真を置くレイヤーを選択する。例えば「寸法線」レイヤー。メニューの「挿入」「画像(U)」「ファイルから」と選択。そこでJPEGなどの画像を選択。これで目的のレイヤーに下絵画像を置ける。(下絵は最背面に移動したいので、「コントロール」以外のレイヤーに置くべし。「コントロール」レイヤーだけは常に最前面にある特別レイヤー。参考 plan-b about layers) それ以降は直線、多角形、自由曲線(ベジェ曲線)などを使用してトレース。
 参考になる記事は「OpenOffice.orgでの多角形を使ってのトレースの仕方|」。図解も豊富。
 おまけ。参考に、今後 inkscape (mac, win, linux)も使ってみたいと検討中です。 思い立ったら気ままにデザインというサイトに、inkscapeの詳しい紹介あり。スキャンした画像をオートトレースする機能もあるとのこと。

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2012.01.23

FRPボディ自動車

最近、広島学院高校の近くを通ったら、自動車修理工場みたいな店に、古いロータスヨーロッパのボディが雨ざらしで飾ってありました。バッサリとボンネット部分を切り落とした様な状態です。断面もそのまま見えるし、ささくれだった繊維も見えるし、樹脂の材質感がよくわかります。
Frpbody1

 面白い店だな、と帰宅して調べると、非公式なページで「サンワ自工」というのが見つかりました。なるほどすごい経歴の店長さんがやっている店のようです。このサイトには他にも関連ページでロータスセブンやあれこれの面白い情報が見つかります。ブログでは、「レストア親父の日記」が、どうやらサンワ自工の社長さんが書いているようです。ポルシェ356、ロータスヨーロッパなどのエンジン調整やレストアの記録が多数。これはかなりすごい人のようです。関係なさそうですが、漫画「フール・オン・ザ・ホイール」(田中むねよし)を思い出しました。
 さらにFRPボディ情報をネットで探すと、詳しいものを発見。「FRPについて -教えてGoo」なるほど、これを見ると、雨ざらしで古いボディが放置してある理由もあるし、FRPボディの量産車の前例として日本の1956年フジキャビンも紹介してありました。車の歴史の上では初代シボレー・コルベットもスチールフレーム+FRPの構造だったようです。

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2012.01.20

Dark Nebula 2, 第12面攻略

iPhone (iPad)用のゲームに「Dark Nebula」というのがあります。
Darkne2

価格85円とか170円程度(変動価格)。アクションゲームのひとつで、さらに細かい分類の場合は「玉転がし系ゲーム」とか名付けられたりします。このDark Nebulaは「玉」でなくて重みのある円盤がフワフワ動いていて、それをiPhoneの傾きで制御しつつ進めて行く、という内容です。各種レビューでかなり高い評価。意外にも攻略の話が見当たらないので(日本語でも英語でも)、一カ所だけ自分の気に入った箇所の攻略をメモしておきます。
(Dark Nebula - Episode Two) Dark Nebula 2での12面「 Heart of darkness」
◎縦横十字の光線が二カ所、一番目は早めに進入、二番目は慎重に進入。
◎縦二本の光線が二カ所、一番目はゆっくり進入、二番目は素早く進入クランク道路を進む。クランク終了後に左の宝5つを見落としがち。
◎縦二本と横一本の光線、が三カ所。どれも早めに進入してジャンプ台に乗るべし。光線の動きを見つつ漫画「ドカベン」の殿間のリズム打法のように(例が古くてすみませんな)進入タイミングを決める。
◎縦二本の光線が揺れる、落とし穴多数の長いコース。
◎ラスボスのような仕掛けあり、そこは関節の多い腕が伸ばして襲ってくる。こちらの攻撃武器は最初無し。ラスボスの横を抜けて遠くにある青い六角形で光の玉を獲得して、攻撃開始。腕の先を優先して攻撃しておいてから、関節をあとで攻撃するのが良いかな、と漠然と思っています。
(追記。この攻略方法で、なんとか 2分4.905秒までは短縮可能。2012.2.7昼現在で第12面の時間、世界10位にまでは食い込めました。)

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2012.01.17

iPadでPDFに書き込み

iPadで、PDF書類に注釈を書き込みするためのアプリをいくつか探して記事を見つけました。ざっと見たところ僕にはUPADが良さそうかもしれません。
Ipad_hand

以下は関連記事いろいろ。
無印良品「MUJI NOTEBOOK」と、
校正作業が...(『iAnnotate PDF - 注釈』)と、
高速手書きができるアプリ「UPAD」と、
便利で泣けてきた with UPADと、
GoodReader for iPad が...PDFに書き込みと、
お風呂iPad...専用ケースDRIPRO...と、
他には、注釈機能の有無に関係なく、PDF全般で「PDF が読める iPad アプリ 10個を比較」...(2010年記事)、
などが目に付いた記事です。
番外として、PDFを読む機能はないけど「Quickoffice Pro HD: iPadでMSオフィスのファイルを編集...」も参考に。

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2012.01.16

日本製品を叩く「国際視点のオレ」達

(長文注意) 「おサイフケータイ」とNFC(近接型無線)の話題で、またまた世界と日本の規格がどうのこうの、という話題が出ていますが、それはちょっと横に置いておいて。
Thailand640

 家電とか自動車とかでここ50年の流れをみると日本製品の勢力が世界で売れたり売れなかったり波があります。で、ここ10年よく感じるのは、日本人なのに日本製品が売れない時に大喜びする、自虐的な日本人意見が多い事です。もしくは日本企業の失敗を叩く意見だとか。そういった意見がどこから来るのか、少し考えてみました。統計的根拠も無し、アンケートも無しです。
(1) 空から見下ろす派。
日本の中からじゃなくて国際的視点から日本を観察している客観的な俺様ってカッコイイ! という自分に酔っている人間たち。これはタチが悪い。自戒も含めて書けば、僕も大学とか社会人の一時期、こうなりかけてました。反省。
(2) 隣の芝は青い派。
「アメリカっていいよなあ。シリコンバレーで起業する奴がいっぱいで、次々IT億万長者が出るよなー」と、遠い国の良い面ばかりしか見てない人。シリコンバレーで芽が出ない数万人の底辺には目を向けないし米国企業の大量解雇とかを知らない。無知が原因。
(3) 足ひっぱり派。
自分たちは不景気とか低収入とかで辛い思いなのに、ドコモ、トヨタ、ソニーとかは儲けていそうだからけしからん、なにかあれば叩きたい、という「ねたみ」の人間たち。身近な奴を引っ張りたい。
(4) 啓蒙派。
君たち一般人は知らないだろうけど日本企業が危機にあるんだよ、気づきなさい、と世間に知らせる前向きな「啓蒙したいボク」の人。少しだけ前向きだけど時々、空から見下ろす派の意見と同じ事を言い出す。日経新聞が日本企業の悲観材料を妙にたくさん書いてる時はこの「啓蒙派」の気分なのかもしれません。
(5)  欧米崇拝派。 
とにかく米国とかヨーロッパ(または白人様)が世界の中心なんだから世界の中心にくっついておいて、日本人をけなしておこう、という「寄らば大樹の陰、白人崇拝が安心」の人。時々韓国寄りとか中国寄りになったりもする。強い国が好き。
 以上(1)から(5)まで。 このあたりの入り交じった考えが、なんとなく混然と「ニッポン製品はダメだ」という一大自虐勢力を作っているような気がします。別に2ちゃんねる、とかの匿名掲示板でなくても、そこらの居酒屋でのサラリーマンの会話とか大学生の会話でも「日本製品ダメじゃんか」という意見を耳にしますから、この自虐的な勢力というのは、ほどほどに続いている気がします。
 で、家電とか自動車を離れてスポーツ界の話。
 その昔、野球界では「ニッポンの野球選手じゃまだまだ世界のレベルには届かないよ、ワッハッハ」という「空から見下ろす派」が1980年代までは多かった気がするんです。アメリカでプロ野球を何度か観た経験者たちを中心に。 で僕は野球の上手下手を判断する目も持ってないし米国メジャーリーグの試合もほとんど知らないから日本の野球は下手なのかとなんとなく信じてました。それが、野茂英雄、松井秀喜、イチローが米国移籍する時代になると、なんと、あっさり日本人選手がメジャーリーグで好成績を出せる事がわかってしまったんですね。あれれ、国際的視野をもっていたはずの野球通の言ってる事はこの程度だったのか、というのがだんだん皆にも分かって来た。しかも2006年、2009年、ワールド・ベースボール・クラシックじゃあ日本がどちらも優勝してしまった。 空から見下ろすような意見の自称「国際野球通」たちはその後黙ってしまったり言い分をかえてしまったわけですけど。「根拠無しに日本を見下す人間の意見はマユツバだ」という教訓はしっかり残った気がします。
 でもって家電だとかコンピュータの話。日本製品のよしあしを評価するとか今後の戦略を議論するのに、ひたすら「ガラパゴス化」の言葉ばかり唱えてる奴の話はきいても無駄だと思います。何か新規格の製品を作るなら日本独自とかフランス独自とかインド独自路線、というのがいろんな所から生まれても大いに結構だと思うんです。最初から米国に追随して計画たてるだけじゃ二番煎じしか作れない。アップルとグーグルだけに追随して安心というのは素人プログラマーだけにしてほしいですね。戦略のたてかたというのは大切ですから、せめて「日本の会社のどの戦略がうまくいってないかを分析」を語る方向にエネルギーを使って欲しいものです。
 写真は本文と関係ないですがタイの風景をTo Thailand.comから拝借しました。

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2012.01.11

ビデオカメラ事情メモ

 ここ数週間iMovieで編集作業をした経験から言うと、もう今後の動画撮影はDVテープでは残したくないという感覚です。テープからHDDに移す作業に大変手間をとられます(アナログ8mmテープよりDVテープがかなり楽だけど)。
 今後は撮影した端からさっさとDVDに焼きたい。テープという媒体に10年以上保存するのはトラブルの元という気がします。DVDも永遠とは言えないけれどたぶん20年くらいは大丈夫だしDVDからDVDへのデジタル的な複製が楽。
 2010年All About記事 「メモリやHDDなど記録媒体で選ぶデジタルビデオカメラ」を見るとmini DVテープも候補のひとつにあげていますが、僕はそろそろmini DVテープには別れを告げたいです。
 調べてみるとJVCの小型ビデオカメラ、カメラ“PICSIO(ピクシオ)”「GC-FM1」も参考になります。ブログ記事「失望のビクター PICSIO GC-FM1 」では低い評価。なお、同じジャンルの小型カメラ製品、Creative Vado HD カメラは現在入手困難。
 いっそデジタルでメモリに記録するなら iPhone 4SとかCANON IXY DIGITAL 210 ISで動画をとってもいいのではないか、という気がしてきました。(本格派カメラじゃないから手ぶれ補正がないとかレンズ小さいとか小さな欠点はあるが。)手ぶれを減らす一脚の併用もよいかもな、とか想像しています。 (iPhoneとか静止画像むけカメラは接眼ビューファインダーが無いのが大きな欠点。)
 追記。手元のビデオカメラCanon FV M200にもDVテープだけでなくSDカードに動画を記録する機能があるのでそちらも使ってみる予定です。

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2012.01.10

テレビとネットの融合は起きるのか

何年かおきに出る「テレビとインターネットが融合する」説が2010-2011年頃、じわじわ続いてます。ざっと代表的な記事を拾うと、2010年9月「Google TVだけじゃない! ネット...」、2011年2月開花目前!?「スマートTV」、2011年05月大震災がもたらした「ネットとテレビの融合」、2011年10月GoogleがHuluを買収すれば、TVにも...、2011年10月Hulu売却が取り消しに...こんなところです。
 とはいえ、テレビとネットの融合というのは、まだ姿がはっきりみえません。
**単にひとつの画面でテレビ受像器とパソコン画面がくっつくだけで皆満足するのか
**人々は本当にテレビとネットの融合を願っているのだろうか
**人々が、どういう形で融合して欲しいと願っているのか
**ふたつが融合したら、テレビ会社、映画会社、ネット大手企業は誰が得をするのか
**ふたつが融合したら、広告の姿、広告業界の力関係はどう変わるのか
などなど、将来が不明なものがあれこれ残っています。
 でもって2010-2011年あたりの、融合関連の重要単語は Google TV, Hulu, Apple TV, UStream, YouTube, Androidあたりでしょうか(sonyのトルネも関連か?)。 Androidは今のところ携帯電話専門みたいにとらえている人も多いですが各種家電に組み込む方面で有望なOSです。Google TVも2011年11月の米ロジテック、Google TV採用デバイス「Revue」の製造を中止の報道で一度熱がさめたような気配もありますし。 「Sony Internet TV」のほうも、開花目前「スマートTV」記事の本文では「ソニーはSony Internet TVの販売数を明らかにしていない。」とあります。
GoogleTVの特長まとめ記事での比較記事 で、GoogleTV Apple TV ひかりTV アクトビラ、での、機能一覧がためになります。
 (懐古ネタ。昔1982年にシャープがパソコンテレビX1で融合を実現していたんだ!...と書いたら誰かに信じてもらえますかね。パソコンのキーボードやプログラムからテレビのチャンネルや音量を操作できるというところまでは確かに実現していましたけどね。ええ。wikipedia記事 X1参照。)
 過去にもあれこれ、失敗した製品が多数あるテレビとネットの融合。MSNBCやWebTVなどの失敗例もありますし、2010年3月記事「Webとテレビの融合」失敗の歴史、Google TVは覆せるかはeWEEK英文を翻訳したものですが、これもやや悲観的な論調です。
グーグルやアップルやマイクロソフトが成功していない分野、ということは、もしかして違う切り口でインド、ブラジルあたりの新興国企業が新製品を投入してくるかもしれません。いや日本の小さな企業が新しいやりかたを発見するかもしれません。
でもって僕がテレビとネットの融合に何を求めているか、というと、ほとんどテレビを見てないのであんまり具体的に思いつきませんが、「SCE、torneのTwitter連携アップデートを15日実施...」の記事に出ているような、テレビ画面とtwitterの横並び、あたりが僕の望むものに近いかなと思います。文字は黒背景に白文字が良いかと思いますが。あとはコマーシャルの間だけ音量をしぼる「15秒黙れ」ボタンも欲しいです。
 (追記2012.1.13。ダイヤモンドonline記事「アップル、グーグル、韓国勢が混戦模様 ついにスマートテレビが...」が1/12に掲載してありました。記事の中ではアップル、グーグル、LG電子に注目。でもロジテックがGoogle TV 搭載「Revue」製造中止 したことには触れていません。「スマートテレビ市場は、2016年までに2650億ドル規模」と楽観的な予想をしている記事です。)
(JB press, ロジテック製品についての記事「グーグルTV計画は失敗に終わった」も参考に)

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2012.01.04

電子看板の垂れ流し放送

電子看板、別名デジタルサイネージ。ここ数年の街中での電子看板は、単調な使い方ばかりが主流になっている気がします。
Hakata_station


 JR駅ビルでも、スーパーでもデパートでも、電子看板の今の主流は「単にビデオ再生をくりかえす」「単に静止画をくりかえす」ばかりです。古くからのテレビ垂れ流しや販促DVD繰り返し再生とほぼ同じ。時間帯も関係なし。曜日も関係なし。
 ちなみにWikipediaで「デジタルサイネージ」記事を見ると、もうすこし、こんな可能性がある、とかテレビに比べてこんな利点があるというのがわかるんですけど。
 動画再生を繰り返してるだけの小さい電子看板が、家電量販店なんかの店頭にあちこちにあると、結局うるさいばっかりなんですよね。(安っぽい雑貨ディスカウント店の店頭にラジカセが並んでいるのに似てる)商品アピールにつながるとは到底思えない。
 なんで新しい媒体なのに古くさい使い方しかしてないのか、という所の原因を考えると、広告を出す側の発想が古いままなのか、広告を出せと誘う代理店の発想が古いのか、そのふたつでしょうか。
 1990年代後半の企業ウェブサイトも「新しい媒体なのに古い使い方」をしてました。例えば商品紹介を2ページと社長あいさつ1ページ作ったら、そのまま1年間更新なしの企業サイトだとか。そのころでもネットの意味がわかっている人にはわかっていましたから、「ウェブは、毎月とか毎週更新するから価値があるよね」「そうそう!」という会話を当時1996年頃に職場でしていた記憶があります。
 街中の数メートルサイズの(LEDとかプラズマ?)電子看板も妙に増えて来た感じはしますが(最近行った福岡市内でも多数みかけた)広島市と同様、「単にビデオ再生をくりかえすだけ」が主流。あれじゃ、うるさいだけです。大音量で店の名前をくりかえす音声は極力やめてほしいものです。選挙で◎山■男をよろしくという連呼と同じくらい邪魔。
 じゃあどういうものが欲しいのか?というと
 例えば街の数メートルサイズ画面なら、せめて、ニュース速報、次の日の天気、現在時刻、(他に野球試合結果とか)を流してその合間に広告動画を流して欲しい。広告動画も「何月何日のコンサート、あと##日」を毎日自動更新するものにしてほしい。映画予告なら「八丁座、上映中、 山本五十六、次回上映は、このあと13:20〜15:50と 16:30〜19:00」という風に、時刻に応じた広告を出して欲しい。
 スーパー店内や家電量販店内の電子看板なら、極力音楽はやめて、「今週の売れ筋情報」「先月一ヶ月の売り上げベスト3」のような更新頻繁なものか、「こんな動きがこう撮れます、ビデオカメラ新製品の動き紹介」のような動きのあるものにしてほしい。
 ちなみに写真は、電子看板とは関係ない、JR博多駅のイルミネーション。白と青に統一したイルミネーションはなかなかきれいでした。
 以下、おまけ。レッドカレー。無印良品。友人がすすめていました。そのうち食べてみます。

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2012.01.03

防犯カメラ録画メモ

 最近はお店で防犯カメラをよく見かけるので複数台カメラ24時間録画の機器はどれくらい費用がかかっているのか調べてメモしておきます。
今の流れとしては、複数台カメラ設置、無線・有線LAN対応カメラとパソコンを接続、パソコンは常時または昼間録画、のような構成で、中にはiPhone, Androidでの遠隔操作対応機器も多い様子。費用はセットで8万円から25万円くらい、単品カメラは1万円以下からあり。値段の違いはカメラ能力、カメラ形状、カメラズームありなし、動体検知の有無、防水能力、HDD容量、録画が HDD単独かHDD, DVD併用か、など。
(1). セット 。「ドーム型防犯カメラ2台と録画機・ モニターセット」アルコム104,000円の例。iPhone、iPadから遠隔監視が可能。
(2). セット。「41万画素防水型赤外線カメラ4台&1TB 集中管理DVDデジタルレコーダーのセット DVRSET-SVH004」 219,800円 アルタクラッセ、iPhone、iPadから遠隔監視が可能。
(3). 単品。カメラ一例PLANEX カメラ CS-W05Nで7000円から14000円、これに小型パソコンと無線LANルータなど組み合わせて買うなど。
(4). 単品。カメラ一例 暗視対応・遠隔操作可能... カメラ ファイアスター FS-IPC1007500円。
 単品を買うのはネットワーク設定作業などあれこれ手間がかかるのが気になるところです。
その他に業務で複数台設置なら工事費用もある程度必要かと思います。家庭で小規模なら自力で設置も大丈夫そう。 防犯目的なら常時録画が多いでしょうから、ハードディスク容量: 1000GB(1TB)で毎秒30フレームで最低画質で120日、最高画質20日程度が目安みたいです。毎秒1フレームで300日録画の設定なら動物小屋の年間観察もできそうです。

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2012.01.01

iMovie動画編集メモ

11月から1月にかけて机の周りを片付けて、それと同時進行でビデオテープのとりこみと DVD作成というのをしています。
 さてMacOSXでのiMovie。ソフトそのものの使い方は各種記事やブログにたくさん書いてあるので省略しますが。主にソフト周辺の生活上の注意として、これを次回作業では注意したいなという事をメモします(一年後には自分で忘れているので)。
◎いきなり大作に挑戦せず、1分2分の短編を作って作業手順を確かめる。
◎動画編集の待ち時間にする事をリストしておく。途中で15分とか60分とかの待ち時間ができる時イライラしないため。年賀状を書くとか机片付けとか皿洗いとか。
◎必要な消耗品、接続ケーブル、使うHDD容量など充分に予習。Firewireケーブル端子は頭で想像するだけでなくMacの裏を見る。
◎できた完成品を誰にあげるか(自分専用か)考える。数時間かけた作品は自分専用では達成感が少ない。5人くらいに配るとその中で1人くらい喜んでくれる(こともある)。
◎iDVDでの警告が出ることがある。「プロジェクトの継続時間: プロジェクトのコンテンツが最大継続時間を超えています。DVDを作成するには....」の警告が出ると、iMovieでの作業時間プラス、iDVDでの再エンコードに1−2時間かかることがある。これがくせもの。(参考になる問答集は、教えてGooの「IDVDでDVD制作...」あり。)。最初から低品質長時間のエンコードを選ぶ方法がないのかなあ、と今は模索中。
 今回使用したのは、 iMovie 8.0.6と、iDVD 7.1.2とMacOSX 10.7 (もう一台はMacOSX 10.5で iMovie HDだったはず)です。iMac二台体制という構えで作業を始めたのですが、一台は半年前に「謎の電源断がよく起きる」という故障で一度ダウンした古い機械。で、今回この謎の電源断が起きないなあ、と思って数日あれこれビデオ編集に使っていたら、またまた持病再発で電源断が起きるようになりました。結局その古いiMac (おそらく、iMac (Early 2006))は今回のトラブルをきっかけに処分しました。
 (2012.2.8追記。iMovie 09の作業でエンドロールの流れる速度を変えたい時の対処は、OKWave iMOVIE クレジットのスクロール記事を見て、タイトル部分の青い吹き出しの右端をマウスポインタで長さ調整することで解決。)

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