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2013.05.05

大塚国際美術館、訪問記

 徳島県の大塚国際美術館を見てきました。大人3150円と料金は高めながら中身は大変に充実。納得できる値段でした。なお小中高生は520円。見た時間は3時間から4時間くらい。特に順路の最初で見る システィーナ・ホールが見事。規模も原寸大で迫力有り。色調再現、照明とも高いレベル。スクロヴェーニ礼拝堂も良い雰囲気。定時ガイドの人にしばらくついて回りましたが、その解説で印象に残ったものをメモ。
Ootsukabi

(1) 最後の審判その1
 天国行きと地獄行きに分かれるというテーマの絵が「最後の審判」なんだそうで、(キリスト教よく知らずすみません)その、最後の審判 (ミケランジェロ作)では、よく拡大してみると画面下4分の1あたりに本を持った人が二人居て、右の本が分厚い本で地獄行きの人名リスト、左の本が薄い本で天国行きの人名リストなんだそうです。(この部屋は、システィーナ・ホール)そうか天国に行けるのは少ないのかと妙に納得。ネットの画像だとよく見ないとわからない。画像はLessons From Michelangelo — Part 2が解像度高い様子。

(2) 最後の審判その2.
 同じテーマで、こちらはジョットの作品。スクロヴェーニ礼拝堂。(参考記事はこれ「スクロヴェーニ礼拝堂 高利貸しの罪滅ぼし」)。エンリコ・スクロヴェーニは高利貸しであり、当時キリスト教にとって高利貸しは罪深い職業。だからスクロヴェーニが豪華な礼拝堂を作って教会に寄付したことで彼は画面の左下(天国側)に行けて、右下の地獄側には行かずにすみましたよ、という図解。たくさんのお布施を払えば救われる。わかりやすい。他の資料はスクロヴェーニ礼拝堂 #2受胎告知(記事したのほう)。

(3) スクロヴェーニ礼拝堂。
 漫画のコマみたいに一枚ずつわかれた壁画。解説「当時は文字が読めて聖書が読めるという人が少なかったのでキリストの教義をわかりやすくマンガ風とか紙芝居風に人々に示すのがこの壁の絵です」そうか、識字率が低い時代でも布教はしていたんだなあ、と納得。
 以上がこの美術館での収穫。他にはカフェが3カ所くらいあったり、中庭の屋外に展示してあるモネの「大睡蓮」がよかったり(つまり陶板に焼き付けてあるから日光と風雨に耐えるという所がすごい)、いろいろ立派なものでした。

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