日本カジノ誘致への賛否
賛否両論の日本へのカジノ誘致の話、資料を探してみました。今年6月時点ではカジノ法案は見送りです。もし推進派が国会に法案を出すなら2015年でしょうか。
(1)産經新聞
「カジノ法案 今国会成立見送りへ」 2014.6.5 産経新聞記事の抜粋と解説。
(2) 日本経済新聞
カジノ誘致記事 「なぜ今、カジノ? プラス面とマイナス面を検証 」 メリットは外国人観光客を増やす事。デメリットとしてギャンブル中毒。本文中、「クロスアディクションといって、喫煙、飲酒、賭け事などの中毒は連動していて、複数の依存症を抱えやすい...」もあり。マカオ、シンガポールでの経済効果の数字も紹介。「カジノ構想は現代版の殖産興業政策と言えるかもしれないな」との分析もあり。
(3) カジノ新聞
日本のカジノ合法化進むか (WSJ)(ウォールストリートジャーナル記事の引用。)元記事は2012年2月の「日本のカジノ合法化進むか」。本文中、「ラスベガスのカジノ王、スティーブ・ウィン氏」と「ユニバーサルエンターテインメントの岡田和生会長とのゴタゴタ」も気になる存在。
(4)フジサンケイ
米カジノ、日本進出を検討2013年09月記事。フジサンケイ。本文中、「スティーブ・ウィン氏率いるウィン・リゾーツは18日、日本でカジノが解禁されれば... 40億ドル(約3970億円)以上を投資する計画を」とあり。「細田博之会長は....来年(2015)の通常国会での成立を期している。」ともあり。
僕は今のところカジノ誘致には反対派の気持ちですが、見通しはやや悲観的で、カジノができる予感がしています。カジノ誘致を進めるほうの政党なり商工会議所に押し切られてカジノが日本に数カ所できるかもしれません。その理由は、お金を握っている団体とか「カジノ誘致できっと自分たちに利益が出る」と信じる人間が多数派のように感じるからです(本当に多数かどうかは不明)。一方、カジノで不利益をこうむるのは、カジノ周辺の地元住民とか、ギャンブル愛好者の家族、とかに分散していて(周辺の治安悪化や犯罪増加)、カジノ誘致反対の運動をするには団結力が弱い。カジノ反対の運動をするなら、全面勝利か敗北か、という対決をするよりはカジノ入場料の2割を周辺地域の美化清掃にあてるとかの妥協案を探る必要がある予感です。
追記。参考記事。《カジノ誘致》日経社説までが、不安を。 日経「カジノ解禁のマイナス面 十分に検証を」の記事の解説。と、カジノ解禁したシンガポール: 経済効果と負の影響 2013年、個人ブログ。日本のギャンブル市場規模の分析もあり。
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