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2014.10.30

老後アジア移住の問題

老後にアジアの国に移住したらどうなるかを軽く調べました。下に資料を8個並べましたが、簡単に言うと(6)「老後に日本を脱出...」の楽観的な文章を読んで、(7)「...幸せなのであろうか」の否定的な文章を読めば概要はつかめる印象です。
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 僕は移住を考える事はほとんど無いのですが老後に外国に移住したい人の動機は様々で、生活費が日本より割安と考える人や、日本の冬の寒さが嫌いとか、旅行して気に入った、あたりでしょうか。住居事情や医療事情をよく調べずに海外に夢を見る人が多いようです。
「老後」「タイ」「移住」などの単語で探してみた結果のサイトが以下の8つ。
(1).フィリピン、タイ、マレーシア……憧れの「海外移住」の光と影。プレジデントonline記事。 老後の生活費を主に分析した文章。物価の安いフィリピンでも治安の良い住居を選ぶと月12万円はかかるとの説明。「一度入国したら1カ月ごとに移動して、3つぐらいの街の生活を体験するのがお勧めだ。」とのアドバイス。
(2).老後の海外移住のポイント。伊田武蔵という人の個人ブログ。マレーシアとフィリピンに在住経験あり。書いている人が若い時点で移住したので老後の移住については軽くアドバイスだけ。
(3).タイで老後を 送るときめた男の記録(日本編) 個人ブログ記事。日本語教師養成の通信講座の事など、内容はいろいろ。
(4).2030年、日本の老後とタイの老後。「タイ不動産購入ガイド、バンコク大家」ブログ。老後の生活資金の目安など。
(5).「老後はタイ」の落とし穴。livedoorニュース経由、元記事は東スポweb。殺人事件と、その近辺のタイの事情等。タイの場合、50歳以上で同国の銀行に約265万円預金があり、残高証明書を提出すれば、1年間居住できるリタイアメントビザを発行、などと説明あり。
(6).海外経験なし! 老後に日本を脱出しても大丈夫かプレジデントonline 2013年記事。
(7).「老後の海外移住は幸せなのであろうか」。記事を書いた中村氏は海外在住経験が長く、英語も充分に使えて、その上で「私自身、永住したいとは思わない」と結論を出しています。上記(6)のプレジデントonline記事を読んでの感想。「病気になったらどうするのか。」をきっちり指摘している点が良い記事です。
(8).「海外での老後生活・失敗のケース」Yahoo知恵袋の問答。質問者は日本在住。回答者はフィリピンやベトナム在住の人など。全体では老後の海外生活はたいへん厳しいとの答えが多い。
 全般に、老後の医療事情について詳しく書いた記事は少ないようですから、老後の60代70代で増えて来る病気と治療費、医療保険事情、介護施設、といった事情を調べないと老後の海外で病気も治療できず行き詰まり日本にまた戻る、となるかもしれません。

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2014.10.27

本格的クラウド化は来るか

 コンピュータの世界で次に来る大きな波は何かを考えると、「すべてのデータをサーバに預ける本格的なクラウド化」は今でも大きなテーマだと感じます。今でも部分的に実現したものがクラウドのサービスだし、商品としては Google Drive, Evernote, Dropbox, Gmail, iCloudあたりは本格的なクラウド化に向かうための部品という気がします。
20141027cloud

 古くは1996年にオラクルが提案した NC (Network Computer) 構想もこれを目指したのだろうけどさすがに1996-2000年頃の時代では通信速度と通信インフラがこの未来的構想に対して遅すぎました。Citrix XenDesktop や MetaFrame も早くからデスクトップ仮装化を実現していたらしいけどこれも僕は話にきくだけで現物を触る機会がありません。(参考Citrix XenAppの歴史 (旧MetaFrame)) あとゲーム世界では今のSteamの動きは気になりますが今日は本題でないので省略。
 ハードウェア的には今「すべてをサーバに預ける」形で動かせるのは iPad, iPhone, Androidあたりで、しかも4G + LTEの通信手段を持ったものがそれに近いでしょうか。Chromebookもデータをみなサーバに預けるという使い方の設計です。
Chromebookに関しては、(をぢの日記)Acer C720P Chromebook 開封の儀でのレビューとか、を見ると動作速度はかなり速い様子。「まだ知らない人のためのChromebook(2014年7月更新版)」も参考になります。あとはChromebook での 表計算作業がどのくらいまで実用に耐える速度と機能か、というあたりを普段の自分の使う範囲で確かめたいところです。これは別にChromebookを買わなくても普段のMacOS,上でのChrome の中で実験すればある程度つかめそう。
 データをサーバに全部置く形が定着すれば、自分で持ち歩くのはスマートフォンだけで良くて、ノートパソコンは運搬せず、出先のオフィスかまたはホテルでパソコンやiPadを借りて自分のid, passwordでログインすれば即すべての自分用書類が使えるという使い方になるはず。今それがうまく普及しない最大の理由はパスワード以外に盗まれにくい個人認証の手段がまだあまり広がってない事でしょう。これはUSBドングルみたいなものが主流になるのか(ただしスマホや小型端末ではUSBドングルには無理がある)、パスワードとスマホでの二段階認証みたいなものか、パスワードと虹彩認証の組み合わせとか、何かになるかもしれません。クラウド化が進むほどパスワードの重要性が増しているというのがここ数年の流れですが、もしもbluetooth機能つき指輪みたいなもので個人認証にもう一歩大きな改革が起きれば、データをクラウドに置く信頼性がぐっと増すという予感もします。ちなみに NFCと個人認証で検索するとかざしてロック解除! NFC内蔵指輪「GalaRing」を衝動買い!記事があり、「 GalaRingも15年前のJava Ringと同様、“パーソナルID”(個人認証)と“パーソナルインフォメーション”(個人属性)を指輪の中のNFCタグに記録しておける、昨今流行の“ウェアラブルなクライアント製品”だ。」と15年間あんまり大きな進歩がないという点が指摘されています。

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2014.10.21

院長日記を拾い読み

耳鼻科、皮膚科、脳外科、あたりから 個人開業医の書いているらしいブログをパラパラと拾いました。
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ふくおか耳鼻咽喉科愛知県、
高槻市 いまなか耳鼻咽喉科大阪府、
住吉皮膚科ブログ東京都、
相武台脳神経外科 (ブログというより独自の提言やインタビュー動画など盛りだくさん)神奈川県、
おざき脳外科クリニック兵庫県、
立石医院 院長日記(耳鼻咽喉科)福岡県、
おしげ皮フ科クリニック神奈川県、

ブログというのは第一印象も大事で、 文章を読む前の最初の2、3秒の時点で、広告が大きく場所をとっているものや、色使いが派手でどぎついものは読む意欲が減りますね。それぞれの日記の内容は文章だけでも良いけれど、小さな写真があるほうが多少は読みやすそう、とか、とっつきやすい、という印象を受けます。

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2014.10.07

生徒向けネット講座

 小学生中学生高校生向けのネット利用方法講座とか、小学生保護者むけのネット利用方法講座というものをチラホラ耳にするので、誰が教えて、どういう内容が教えられているのか、知りたいなと考えています。今日みつかった参考資料は以下のとおり。内容は地方自治体や警察や企業によって違いますし、重点を置く部分も、いじめ防止か、プライバシー保護重視か、詐欺被害防止か、などいろいろです。

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(画像はwikipediaより。CCライセンス。 "5th Floor Lecture Hall" by Xbxg32000)


◎岡山県資料「インターネット・ケータイを安全に利用 - 講習会・補助教材のご紹介 -」、中身はNTTやKDDIや地方自治体のものを紹介。警察の資料や文科省の資料のダウンロード教材へのリンクも豊富。
全国webカウンセリング協議会、これは主に、いじめ対策や予防、不登校の対策などが中心。その一部にネットいじめの対策もあり。
◎株式会社ロジカルキット児童生徒向けケータイ講習会、45分から90分程度の講習の様子。
◎エンジェル・アイズ講習会主催者は情報教育アドバイザーの遠藤氏らしい。東京都内の中学校などで実績多数の模様。ネット依存症の解説も有り。
◎(PDF書類)福岡県「子供達をネットトラブルから守ろう!」

◎総務省ICTメディアリテラシーの育成、小学校向け、中学生向けなど、内容いろいろ。ビデオクリップもパワーポイント版ファイルもあり。一部はH18, H21年度の報告など、内容が少し古いかもしれない。

以上。僕の想像では教材を2年か3年で更新しないと通信方法が変化する事が気になります(2007年頃プロフ、2009年頃モバゲータウン、2012年頃LINE など)。また、講師が生徒に何かを教えるという一方通行よりも、生徒、講師、教師の3者がそれぞれ提案、というふうに生徒側からも方向性を示すという形がよいかもしれません。

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2014.10.03

パソコン監視ソフト

会社内部の多数のパソコンのネット接続状態などを監視するソフトの例を探しました。(監視対象として、webアクセス制限やファイルアクセス制限は当然あり。何をUSB端子に接続したかなどの記録も可能らしい)どうやらwindows クライアントが必須なものが多いようです。MacOSX対応は最後のふたつ?
AssetViewアセットビュー
iMonitor 従業員PC監視ソフト
MiL
日立「JP1」
富士通「SystemWalker」
トレンドマイクロInterScan WebManager
interCOMMaLion マリオン MacOS, Win混在も対応可能。
インテリジェントワークス「コンテンツウォッチャー・スマート」 MacOS, Win混在も対応可能。

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2014.10.02

村田製作所チア

 ロボットの話です。9月25日に発表された村田製作所チアリーディング部結成を見ました。見事です。ボールの上でのバランスをとった動作、チームでの動き、腕先の照明等の演出もきれい。
Murata_wsite

Murata Cheerleader Robots Danceでの動画で日本語音声インタビューと英語字幕も面白いです。
 2014年の時代だともう先端技術ロボットはあれこれ出ていて、ボール上のバランス(例 2010年東北大学A Robot That Balances on a Ball )とか、ドローンの編隊飛行だと(例 「AR.Drone 2」の編隊デモフライト新CMで街を飛び回る自律飛行ロボKMel Robotics社 )とかもう既出とも言えますが(なお、Honda U3-Xは一輪でなく、小車輪を組み込んだ大車輪という機構です)それでも、玉乗り、チームの動き、踊り、という要素をきれいにこの大きさのロボットにまとめているのは見事です。
村田製作所、京都府の会社。電子部品メーカーだから一般消費者に知名度高いとはいえないけどすごい会社です。

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