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2014.10.27

本格的クラウド化は来るか

 コンピュータの世界で次に来る大きな波は何かを考えると、「すべてのデータをサーバに預ける本格的なクラウド化」は今でも大きなテーマだと感じます。今でも部分的に実現したものがクラウドのサービスだし、商品としては Google Drive, Evernote, Dropbox, Gmail, iCloudあたりは本格的なクラウド化に向かうための部品という気がします。
20141027cloud

 古くは1996年にオラクルが提案した NC (Network Computer) 構想もこれを目指したのだろうけどさすがに1996-2000年頃の時代では通信速度と通信インフラがこの未来的構想に対して遅すぎました。Citrix XenDesktop や MetaFrame も早くからデスクトップ仮装化を実現していたらしいけどこれも僕は話にきくだけで現物を触る機会がありません。(参考Citrix XenAppの歴史 (旧MetaFrame)) あとゲーム世界では今のSteamの動きは気になりますが今日は本題でないので省略。
 ハードウェア的には今「すべてをサーバに預ける」形で動かせるのは iPad, iPhone, Androidあたりで、しかも4G + LTEの通信手段を持ったものがそれに近いでしょうか。Chromebookもデータをみなサーバに預けるという使い方の設計です。
Chromebookに関しては、(をぢの日記)Acer C720P Chromebook 開封の儀でのレビューとか、を見ると動作速度はかなり速い様子。「まだ知らない人のためのChromebook(2014年7月更新版)」も参考になります。あとはChromebook での 表計算作業がどのくらいまで実用に耐える速度と機能か、というあたりを普段の自分の使う範囲で確かめたいところです。これは別にChromebookを買わなくても普段のMacOS,上でのChrome の中で実験すればある程度つかめそう。
 データをサーバに全部置く形が定着すれば、自分で持ち歩くのはスマートフォンだけで良くて、ノートパソコンは運搬せず、出先のオフィスかまたはホテルでパソコンやiPadを借りて自分のid, passwordでログインすれば即すべての自分用書類が使えるという使い方になるはず。今それがうまく普及しない最大の理由はパスワード以外に盗まれにくい個人認証の手段がまだあまり広がってない事でしょう。これはUSBドングルみたいなものが主流になるのか(ただしスマホや小型端末ではUSBドングルには無理がある)、パスワードとスマホでの二段階認証みたいなものか、パスワードと虹彩認証の組み合わせとか、何かになるかもしれません。クラウド化が進むほどパスワードの重要性が増しているというのがここ数年の流れですが、もしもbluetooth機能つき指輪みたいなもので個人認証にもう一歩大きな改革が起きれば、データをクラウドに置く信頼性がぐっと増すという予感もします。ちなみに NFCと個人認証で検索するとかざしてロック解除! NFC内蔵指輪「GalaRing」を衝動買い!記事があり、「 GalaRingも15年前のJava Ringと同様、“パーソナルID”(個人認証)と“パーソナルインフォメーション”(個人属性)を指輪の中のNFCタグに記録しておける、昨今流行の“ウェアラブルなクライアント製品”だ。」と15年間あんまり大きな進歩がないという点が指摘されています。

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コメント

最近の自動車の電子キーのような感じのものが一般的になるのでしょうかね。
ところで車のキーの電池が唐突に切れて軽いパニックになったことありますw
ドアを開けることはできても最近の車にはイグニッションがなく始動ボタンのみです。
取説がなかったらアウトでした。
appleのパスワード自動生成&保存も使い方を間違えると案外面倒臭いし、個々のページのパスワードも割と簡単に確認できてしまうのでやや???の気分です(^^;

投稿: じぞう | 2014.10.31 14:18

自動車の電子キーくらいに普及してほしいですよね。
で、本人以外がそのキーを拾った時にどうブロックするかの
対処でまたいろいろ悩むんでしょうけど。
appleのパスワード自動生成、これ実はまだ使ってないんです。

投稿: なおひこ | 2014.10.31 16:27

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