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2015.08.11

ヘルシーって何なのか

食べ物の世界だと「ヘルシー」というアイマイな言葉をよく見かけるわけですが、これが、健康によいという「自称」の言葉だとか、塩分少なめ、脂肪少なめ、だとか、根拠なくヘルシーと書くだけとか、ルール無用の「言ったもん勝ち」状態みたいな現状です。  

20150811food

一応カタカナでないほうの 英語でhealthy food を探しても、やっぱり英語でも定義は無いようなものです。資料1 healthy foodの定義、 the free dictionaryで見ても、healthy foodの解説は、"Any food believed to be ‘good for you’, especially if high in fiber, natural vitamins,  ... "とあって、体に良いと信じられているならなんでもあり、という解説。 資料2としてDefining “Healthy Foods”を見ても文脈しだいでhealthyの意味は様々ですとか、ある。  日本で食物の基準とくればたぶん厚労省。厚労省のサイトを探すと健康日本21(第二次) 分析評価事業の中に「(エネルギーや塩分控えめ、野菜たっぷり・食物繊維たっぷりといったヘルシーメニューの提供に取り組む店舗数)...」という文章は出てきますが。ただし100g当たりでどうこうとか数字は基準が無い。  2014年5月13日 第8回日本人の長寿を支える「健康な食事」のあり方に関する検討会 議事録にも出てきます。引用開始、「食品企業については、食品中の食塩や脂肪の低減に取り組み、「Smart Life Project」に登録のあった企業数、飲食店については自治体からの報告ということで、エネルギーや塩分控え目、野菜たっぷり、食物繊維たっぷりといったヘルシーメニューの提供に取り組む店舗数となっています。」引用おわり。
 まあ「ヘルシーメニュー」の目指す方向は漠然とはわかるんですよ。おおかた「大人で、かつ、運動不足で、カロリーは足りてるという人」当たりを対象に考えていて、高血圧、高脂血症、糖尿病あたりにつながりにくい食事、そんなのを目指しているんでしょうけど、やはり数字の基準がないことにはどうにもアイマイなままですね。
 ひとつ参考になるのはコレステロール。今年2015年の初めにあったコレステロール制限不要論のニュース。東洋経済 「コレステロールの摂り過ぎは悪い」はウソ?にあるように、日本の厚生労働省もコレステロールの摂取目標量を「目標なし」と改正したし、米国の保健福祉省と農務省の諮問委員会も摂取基準を無しにしてます。10年も20年もさんざん悪者扱いされていたコレステロールはやっと濡れ衣がとれたという状態です。(もっとも少数派意見でコレステロールも大切な栄養だと論じる人も20年前からいました。内科医とか栄養士で。)(この東洋経済の記事は、健康の維持よりもむしろ製薬業界の経済的な利益不利益を主体に書いているようですが。)
 僕自身は20才頃から「塩と脂肪をとにかく悪者にしておけばオッケー」という雰囲気のヘルシーフードの世界の怪しさを感じていて、医者から高血圧とか高脂血症とか糖尿病の診断を受けた人以外は、もっと大らかにあれこれ食べていいんじゃなかろうかと、大雑把に構えています。あと、「天然材料100%なら、とにかく体にいい!」という宗教的な思い込みもどうにかしてほしいと感じてますが、それはまた別の機会にでも。  

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