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2016.12.03

地方自治体とカジノ損得

2014年に日本カジノ誘致への賛否で書いたように僕は日本カジノ解禁、やや反対派なのですが、カジノ解禁法案が12/2の衆院内閣委員会で可決されたので、もしも衆議院通過、参議院通過と進めばカジノ解禁法案が本当に成立するかも知れません。(または来年?)

20161203macau_casino

(1). 日本のどこにカジノができそうか。  カジノ誘致を目指す自治体 2014年まとめ だと横浜市、大阪府、など。この記事より後に小池都知事が誕生したので 「小池都知事 カジノ含む複合型観光施設誘致に前向き=NHK」だと東京都の可能性もあり。
(2). どの会社がカジノを運営するのか。  日本カジノ構想にアメリカ・サンズが100億ドルの賭け ビジネスチャンスを狙う海外企業だと米国資本が積極的な様子。「安倍首相と政府関係者、カジノ参入のパチンコ大手セガサミーとの“親密すぎる関係”」を見ると日本のパチンコ会社が参入するのかもしれません。
(3). カジノの収益は伸びるか。  僕はマカオを見る限りだとこの先2015-2020年は伸びないような予感がしています。 Macau gaming market casino revenueでの画像検索の結果を見るといろんなグラフが並んでいますが、 そのうち、Betting on More Than Macau in 2014 これが2014年1月での「もっとマカオは伸びるはずだ」の予想記事ゴールドマンサックスの折れ線グラフは 「これからも急上昇だぞ!」と勢いのいい予想図(無責任な予想か?)。その約2年後の記事ではNo Recovery Yet for Macau's Beleaguered Gaming Marketこれが実際の2014-2015年11月にかけての衰退具合。(ただし縦軸は2000から5000の目盛り)僕が想像するに中国の成金パワーは2014年以降は減ってきたのかなと思います。 英文記事(最近。2016.12.1)のMacau Extends Gaming Revenue Growth, Biggest Gain Since 2014を見ると、2年間と少しはマカオのカジノが苦戦していたけどやっと回復に向かいつつある、みたいな書き方です。
 また、 大阪夢洲カジノ構想の悲劇(木曽崇氏執筆)2016年記事、では大阪カジノ構想が収支の予想で無理があると冷静に指摘しています。
以上の(1)(2)(3)を考えると、この先日本でカジノが何箇所か出来たとしても、銀行と土木建築は利益を上げて、地方自治体はトントンまたは損をする、というのが僕の予想です。1980-1990年代に一度盛り上がってその後廃れた日本の各地のリゾートを思い出すような構図ですが、これからカジノ計画に関わる人は、5年後10年後にカジノ施設が閉鎖、撤退する時の計画も十分に考える必要があるだろうなと思います。

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