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2017.05.06

京都旅行2017

京都に行きました。今回の主な収穫は3点で、 琵琶湖疏水記念館 (入場無料)と 島津創業記念資料館(入場300円)と 京都鉄道博物館(入場1200円)です。

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琵琶湖疏水(そすい)というのは要するに大きな用水路。琵琶湖の西の端っこ(大津市)と京都市を東西に結ぶ用水路です。明治の初期に完成した歴史上の意味と、水確保、水運、インクライン(傾斜鉄道)という意味で おおがかりな事業だし明治の遺産として面白い部分です。今回はインクラインの線路の部分も歩いたし博物館もじっくり展示を見ておきました。なお軌間は、煤式自動連結器の記事「琵琶湖疏水インクライン」では現地測定で2540mmあったとのこと。 新幹線の1,435 mmよりも随分広いんです。
◎ 島津創業記念資料館これは大変見応えがありました。明治の時代、初代・島津 源蔵と、二代目・源蔵が大変な努力をして日本の科学技術発展のために各種機械を製作販売していた歴史がわかります。今の島津製作所は 一般消費者向けの製品はあまりないので名前を知らない人が多いでしょう。医療機械や分析機、航空機部品などいろいろな製品を製造。歴史上の主な業績は日本初のレントゲン撮影装置、GS蓄電池、(GSはGenzo Shimazu島津源蔵の頭文字から)、発電機などなど。なお展示の一部に田中耕一ノーベル賞受賞関連情報もありました。研究をする場所は大学だけじゃないんだよということを田中氏がビデオ映像で語っていました。
◎ 京都鉄道博物館は2回目の訪問。2回目だけど色々見て感心するところがたくさんありました。今回見たのは、直流電化、交流電化、変電所、台車の懸架装置などなど。また京都市電は、wikipedia京都市電を見ると「1895年に京都電気鉄道によって日本最初の一般営業用電気鉄道として開業され」とあり、かなり早い時期の電化です。参考に 東海道本線は1928年(昭和3年)までに東京駅 - 熱海駅間の電化が完成、と京都より30年くらい後になります)
◎ 以下は行動メモ。京大博物館、琵琶湖疏水、蹴上(けあげ)インクライン、菓子「茶房チェカ」、細見美術館デザイナー杉浦非水作品展示、スマートコーヒー。 島津創業記念資料館、カフェ ビブリオティック ハロー、漫画ミュージアム、京都伝統工芸、伊右衛門サロン、京阪鉄道、炭火焼鳥ツキトカゲ、上島珈琲店、鉄道博物館。

(追記。蹴上インクラインの事は2016年に 「傾斜鉄道と広島空港大橋」でも書きましたが 荷物を積んだままの船を貨車に乗せてレール上で動かし、電動ウインチとワイヤーで貨車を引っ張る仕組みです)

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