「日本スゲー」的なTV番組
普段あまり見ないテレビだけど、ここ数年は日本の民放テレビで どうも「日本礼賛番組」が少々あるらしいです。過剰な演出番組で見ている視聴者も呆れるような、日本バンザイの内容らしいです(見てないので推測)。
それを聞いて、ふと気になってめだまカフェ日記、過去の文章を見直しました。 2015.03.02「日本のお茶は世界に売れる」で少々書いてますお茶の話。数字として「緑茶の輸出は、2000年の684トンから2012年には2351トンと、3.4倍の伸びとなっている。」と根拠も出しているので、まあいいとしましょうか。
思い出したのが昔の本です。 30年くらい前「梅干しと日本刀」(樋口清之著)を読んでみたら(おそらく1980年代の出版。中学か高校の頃に読んだか?)ちょこっと面白い部分もあったけどなんだか根拠希薄な怪しい部分とか無理なコジツケ部分も色々ありました。宴会芸で盛り上げる話のネタにはいいかもしれません。この本が出た頃はおそらく日本の景気が良かったので、景気の良し悪しに関係なく日本礼賛の本というのは売れるんでしょう。
ということで、僕が取り上げる、日本にある世界一の素材だよとかいうネタは、狙いとしては「どうだ日本の製品も日本の人間も全部立派なんだ恐れ入ったか」というハッタリの狙いでなく、「ま、ここ20年くらい色々低迷してる日本だけど、中には少々、世界一の性能を誇る製品とか分野もあるから、あんまり絶望しないで行こうよニッポンの友人たち」ぐらいのつもりで見てもらえるとありがたいです。
あとは僕がたまに語る 広島県呉市の会社「ディスコ」。目立たないけどすごい企業なんです。シリコンからCPUを切り出すダイシングソーの世界シェア8割ぐらいでダントツ一位です。多分1980年代からずっと一位のはず。そして有名になってきたけど大阪府堺市の「シマノ」。スポーツ向け自転車部品で世界一のシェア。これも、狭い分野だけど日本の誇りだと思ってます。
で、数字で評価しづらい芸術分野とか料理分野(とオタク文化)。これは日本礼賛に走るもよし、ヨーロッパを絶賛するもよし、それぞれが好き勝手に自分の主張を書いてていいような気がします。何せ一人一人評価がバラバラですから。一次情報としては、数年前に僕が出会ったアメリカ人(1人)が褒めるニッポンのアニメへの愛は、あれは確かに本物でした。それが米国人アニメファンの多数派なのか少数派なのかそれは知りません。(「礼賛」の漢字。「レイサン」で変換してくれない...と思ったらライサンだったのか!というのが今日のオチです。)
最近のコメント