国際アニメフェス2014
広島国際アニメーションフェスティバルというイベントに行きました。今日、最終日の月曜だけ数時間。一日券大人3000円は高い気もするけど満足できる内容でした。主に時間をとって見たのは「歴代受賞作品 award winning title 」というのを続けて上映している部屋です。
4-9 *** the memories of dogs / simone massi イタリア
よかった。白黒版画のタッチ。冒頭を見逃してストーリーがわからず残念。独特の世界。これはよい。
( YouTube動画のTHE MEMORIES OF DOGS - TRAILER には、作品の一部41秒だけが見られますが解像度低いために版画風の細かいこすり模様が見えません。)
4-10 *** birdcalls / malcom sutherland カナダ
手書き落書き風味アニメーションをきれいにまとめていて、鳥の鳴き声のあわせ方もきれい。
4-11 *** wolf daddy / hyung-yun chang 大韓民国
「ウルフ、ダディ」意味不明。チグハグ。少し日本風アニメに近いやわらかいタッチの絵だけど登場キャラクターたちの行動が荒っぽい。見ていて楽しくなれない。
4-12 *** milch / igor kovalyov / ロシア米国合作
「ミルク」支離滅裂。妙に汚い印象の画面。緻密に描いてある風景とか人物もあるのに、不潔さとか汚さだけが伝わってくる。そして主張もよくわからない。
5-1 *** dog brain / falconer カナダ
ほのぼのしているけど物足りない。特別かわいい犬という風でもない。
5-2 *** the hill farm イギリス
やや長い作品。丘の上で畜産をしている夫婦と息子らしい家族の生活と軍人兼猟師みたいな男たちと、観光客らしい4人のドタバタみたいなもの。絵はおもしろい。やや散漫かな。
5-3 *** cow / alexander petrov ソ連
長い作品。油絵風で妙に写実的なところもある物悲しい画面。ぜんたいに薄汚い印象なのは貧困家庭を描きたかったという事なのか、どうなのか。5-4 *** firebirds flight / alexander petrov ロシア
色は鮮やかだしCGがきれいに使ってあって画面も動きもまとまっているけど、画面転換はやや強引。そして楽しい野外生活、楽しい休暇の場面ではみなロシア的なシンボル(乗馬とかスキーとか)がたくさん描かれていて、世界の中心はロシアですよロシア万歳!みたいな世界観が伝わって来た。
他の部屋では「ハンガリー特集」という部屋で
3本見ました。
pencil and rubber / gyula macskassy
duel / gyula macskassy
ball with white dots / tibor csermak
作品は3本で作者は2人だけど、どれも安心して見られる感じできれいにまとまってます。
旧ソ連やロシアの作品はどうも僕には受け入れられないものが多い実感でした。昔見た「不思議惑星キン・ザ・ザ」という旧ソ連制作の映画も不潔さとか荒っぽさだけが印象に残っています。どういう不潔かと言われると鼻水とか汗とかアカとかゾウキンとか害虫とかそういう方面の不潔さといいましょうか...。細かく説明するのも無駄なのでもういいでしょう。ロシア作曲家の作品はよいものもあるけど、どうも映画やアニメーションだとまったく体質に合いません。
(追記。international animation festival 過去の受賞作品リストに作品名称と作者など並んでいるようです。)
最近のコメント