2016.05.15

世界のカジノ規模

世界のカジノ規模を調べました。
◎ 世界のカジノ面積順のトップ20日本語。真田孔明氏の記事で編集時期不明。 「世界のカジノトップ20!ナンバー1はマカオの..」 内容は1位がザ·ヴェネチアン·マカオ(マカオ、中国) で、2位がシティ・オブ・ドリームス・リゾート(マカオ、中国) 3位がフォックスウッズリゾートカジノ(レッドヤード、コネチカット州)とのこと。意外に面積だと1位2位がマカオでした。ラスベガスではなかったです。 ◎上記記事の元ネタかもしれない2013年記事。これも面積順10位まで。 「The World’s Top 10 Largest Casinos」 1位から4位まで上記日本語記事とほぼ同じですけど、なぜか英文記事は4位の Casino Ponte をCasino Porteと書き間違えてます。
◎ 売り上げ順ベスト10をさがすと「ラスベガス、マカオ、シンガポール。カジノ主要都市...」あり。ただしホテル別でなくてオペレーターつまり経営者の順序なのでトップのLas Vegas Sands Corpが一社でラスベガスにもマカオにも店を出しているという状態でした。1位のSandsが米国拠点、2位のSJMがアジア拠点のような印象です。参考に企業紹介SJMホールディングス 企業紹介ラスベガス・サンズ あり
◎ オマケで日本のパチンコ市場の規模。諸説ありますが、19兆から20兆円の説もあり、5兆円説もあり。 パチンコ産業の市場規模、実態は2.5兆円から5兆円?によると算出方法が違うので外国カジノと比較するには日本のパチンコを5兆円前後とするのがよかろうとの主張。すると米国のカジノの5兆円程度と同等かもしれません。
◎ マカオ全体のカジノ苦戦。「マカオのカジノVIPルーム大苦戦、売上4割減=15年ギャンブル統計公表」2016.1.19記事。マカオ新聞より。「マカオのカジノ売上はカジノ売上は前年から34.3%減となる... で、2年連続で前年割れ。」とはこれはひどい数字。つまりギャンブラーの財布も上下の波があるけどギャンブラーを呼ぶ側も好調不調の波が激しいです。
(追記2016.12.2 同じ内容の別記事、マカオのカジノが売上4割減の衝撃あり。文中に「2015年のギャンブル統計... カジノ全体の売上は2014年度から約34%、日本円で約3兆3800億円ものマイナスに。」とあります。英文記事ではMacau gaming market hits five-year low in 2015; revenue falls below $30Bもあり、マカオのカジノ不況は深刻なようです。)
◎ 日本でのカジノ解禁法案は勢いがとまっていますがまた復活するかもしれません。僕は今の所日本でカジノを作るのはやや反対の立場ですが、理由は(1)カジノ周辺の治安悪化はどの国でも避けられない。(2)中国の景気下降の今外国人旅行客カジノ訪問はあと20年は増えそうにない(3)ギャンブルは競馬競輪パチンコで十分、というあたりです。ただし「公式禁止だと暴力団経営の店が増える」というのはカジノ界でもありますので国がある程度関与するカジノ的な存在が必要なのかもしれません。

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